2008年5月2日金曜日

JNSのおはなし・・続き

昨日このブログに書いたJNSの証券取引等監視委員会からの勧告の話のつづきです。

先日書いたとおり私のJNSの口座資金(もの凄く小額ですが・・)は昨日の時点で全額払い戻しを受けているので何も問題もないしガタガタ言うつもりもない。
ただ、今日家に戻るとJNSからメールが届いていた。

メールには金融庁の行政処分について書かれていた。どうやら行政処分を受ける事になった模様。
JNSからのメールによると、現在はJNSの自己資本規制比率は回復していて投資家の資産は分別管理されており資金の出金は問題ないそうだ(私の解釈では)。
実際に私の口座資金は既に問題なく全額出金されているので特に疑う余地もない。
ちなみに出金時の手数料なども取られる事もなかった。

で、新規注文の受付を停止するとともに取引口座残高が無くなった口座はJNS側で解約の手続きを行なうとある。
ようするに、行政処分を受けたからお客に資金を返した後、金の無くなった口座からどんどん解約して行くという事だろう。(私の解釈ですが)

どういった行政処分が下されたのか少々解りにくい部分もあるのだけど、口座を解約しなければならないという状況から推測するとかなり重い処分が下されたと予想できる。
今回のJNSの場合はお客の資金を分別管理しているという事で資金の返金に問題はないらしいとの事なのが救いだ。

しかし、他の口座でも同じような事が起こる可能性もある。
資金の分別管理や信託保全などのシステム(これらも完全に保証されている訳ではないようだけど)がないような場合だと資産が一瞬にして0になる可能性も充分ありえる。

今回おこった出来事で取引会社選びの重要性を再確認できたと思う。
口座の知名度や有利な取引条件ばかりに目を向けず、信頼性も重視して業者を選ばなければならないようだ。
万が一の時に資金が凍結してしまうような会社を選んでしまうと、トレードでいくら利益を上げても取引会社の不祥事等で資産を失ってしまうような事になりかねない。
売買する通貨を選ぶより、まずはしっかりしたFX会社を選ぶ事から始めた方が良いようだ。

資金がちゃんと戻って来たから言える事だけど、個人的には行政処分を受けることになったFX会社に口座を開いていた事はとても良い経験になったと思っている。
なかなか体験できる事じゃないし(頻繁に起きたら困る)、自分の口座に起きた出来事なので今後はトレードのリスクのみでなく、運営会社のリスクにも注意を配る事が出来るようになるかもしれないからだ。